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そう言えば、これは学校で教えて貰ってないだろうと言う話。

「現在の天皇が税金で暮らしてるのは何故か。」

リベラル言論者にとっては、税金で暮らしてる方が良いはずなのに、税金で暮らしてるのが気にくわない人が多いので、ネタにしてみる。

天皇が象徴だからとか元首だからとかの説明はあるのだろうが、今回はリベラルの納得しやすい観点から説明を試みる。
「現在の天皇が税金で暮らしてる。」

これは実のところ誤解がある。

正確に法を解釈するならば、
「天皇は基本的に税金のみで生活する。」
なのである。
税金で「しか」暮らせないのだ。

どういうことなのか、詳しく説明する。

まず、日本国憲法には以下の規定がある。


第8条 皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない。
第88条 すべて皇室財産は、国に属する。すべて皇室の費用は、予算に計上して国会の議決を経なければならない。


「皇室と勝手に物の受け渡しをしてはいけない」、「皇室でかかる費用は全部国会で決める」ということだ。
(「皇室でかかる費用は全部国会で決める」が「天皇は税金で暮す」ことを規定した条文である。)

詰まるところ皇室が経済活動を自由に出来ないようにするための項目であり、天皇や皇室の経済界への影響力を排除しているのだ。

そして、上記の二条文は、戦前の憲法には類する条文がない。戦後に新しく作られた取り決めである。
何故、このような条文を作ったのか。

それは戦前の天皇があらゆる方面に莫大な影響力を持っていたと(事実かどうかは別にして)考えられたからである。
また、戦争は財閥等の経済界の影響力が強かったとされ、財閥解体も行われた。
その一環としてGHQは皇室の私有財産の殆どを没収し、経済活動を制限することによって、天皇の経済方面への影響力を弱めようと考えたのだ。

天皇のが、国民のコントロール下に置かれるようにするための一つなのである。

そのために、天皇に経済活動をさせず税金で暮らすように強いている。

これが、意外と知られず表面的な「税金で暮らしている」と言うことしか目がいかない人が多い。

もし、リベラリストが望むように、税金で暮らさず天皇が自由に経済活動をすることが出来たとするとどうなるだろうか。想像して欲しい。
日本における天皇への敬愛や畏怖の念は非常に高い。
天皇と懇意にしたいという人間も数多くいる。
その人たちが、天皇のために私財を寄贈したり、経済活動を優遇する可能性は往々にしてある。
そして、天皇家が私財を運用して経済界に影響を与えるのである。
(無論、本当に天皇が与えるか否か、望むか望まないかは分からない。)

天皇が税金で暮らしていることを批判するというのは、天皇を国民のコントロール下に置くなと言う意見である。


私としては、天皇が税金で暮らさず、自由に経済活動を行い天皇の権力が強くなるの良いが、リベラルの中の人たちはそれでよいのだろうか。


※1 皇室には現在も私有財産があり、ある程度経済活動は出来ること、宮家などは給料のある仕事を持つことを補足する。

※2 「天皇制をなくせば解決。」と言う意見は天皇制という別問題なので触れていないことを補足。
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